お仕事小説
仕事の現場を舞台にした小説を、朗読の動画と、結末まで踏み込んだ解説で紹介します。解説は物語の結末まで書いています。先に本編(朗読の動画か note の本文)をどうぞ。
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『施工延長、ゼロ』を読む――進めない判断と、日報の一行【ネタばれあり】
住宅地の下水道工事で、掘ってみると古い管の高さが設計図と四センチ近く違っていました。管はつなげます。けれど、設計どおりの流れになるとは限りません。『施工延長、ゼロ』は、その日の作業を止めると決め、何も進まなかった一日を日報に書いた現場監督の話です。
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『積めない朝』を読む――断る仕事と、紙の一欄【ネタばれあり】
月に二回の定期回収先で、ドライバーはコンテナの中にリチウムイオン電池を見つけます。積めば、相手の置場は空きます。断れば、相手は困ります。『積めない朝』は、断ることを仕事として引き受けた人と、一枚の紙で自分の持ち分に気づいた人の話です。
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『国境は目に見えない』を読む――旗を振る人と、会議を組む人【ネタばれあり】
市境の通学路で、消えかけた横断歩道を塗り直すまでに、何人の手を通るのか。『国境は目に見えない』は、その手間を引き受けた市議と、毎朝旗を振って子どもを守った市議の話です。完成した日の写真の中央に立ったのは、手間を引き受けたほうではありませんでした。