地方議員の現場レポート
住民からの相談に取り組む地方議員のX投稿を読み、同じ種類の相談を扱った投稿を並べて比べ、国の制度・歴史・新聞の社説と結びつけて書く連載です。投稿は要約し、投稿そのものは埋め込みで示します。
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一人の相談を、誰がみんなの仕組みにするのか――まちなかのベンチ、自治会の防犯カメラ、電柱の想定浸水深表示、朝の見守り、投票の補助具、入学式の日取り|地方議員の現場レポート 第15回
一人の困りごとが、ほかの人も使える仕組みになるまでには、道があります。今回選んだ六つの投稿は、相談や声を議会で取り上げたり、質問・提案したりしたことと、そのあとに始まった補助、表示、見守りの事業、投票の補助具、入学式の日
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道をさえぎる枝を見張るのは誰か――電線に寄りかかる木、電線にかかる枝、川の土手の雑木、横断歩道を設けるための街路樹|地方議員の現場レポート 第14回(その2)
「その1」では、道ばたの木や草を「ボトルネック」にたとえました。物事の流れを妨げるもの、という意味です。そこで取り上げたのは、木や草が見通しや明かりをさえぎる話でした。今回の四つは、少し違います。木が電線にふれる。川の土
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道をさえぎる枝を見張るのは誰か――出会い頭の見通しの悪さ、横断歩道の街路樹、道にはみ出している草木、防犯灯の明かり、暗がりの歩道|地方議員の現場レポート 第14回(その1)
「ボトルネック」という言葉があります。もとは瓶の首のことです。細い口が中身の流れを狭くすることから、物事の流れを妨げるものを指すようになりました。デジタル大辞泉では「物事の進行の妨げとなるもの」と説明し、道路でいつも混雑
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境目の相談は誰がつなぐのか――路肩の転落防止、歩道橋、川の土手の雑木、市のテニスコート、都有地の空き地|地方議員の現場レポート 第12回(その2)
サッカーや野球には、「ポジション」があります。例えば、マウンドから球を投げるのはピッチャーしかできません。さらに、それを受け止めるのもキャッチャーだけです。そして、打順を無視して、監督が打率の良い打者だけを打席に送ること
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歩きにくさは誰が知らせるのか――歩道の段差、ベビーカーで通りにくい歩道、剝がれた点字ブロック、道営住宅の手すり、音響式信号機、横断歩道の溝、転倒事故のあった階段など|地方議員の現場レポート 第13回(その2)
杖や車椅子、手押し車、ベビーカーを使う人、目に障害のある人、体の不自由な人。歩くのに配慮のいる人の困りごとは、人によって違う形で現れることがあります。バリアフリー法は、高齢者や障害者など、日常生活や社会生活で身体の機能上
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歩きにくさは誰が知らせるのか――歩道の手すり、バス停のベンチ、生活道路の白線、杖が引っかかる穴、ベビーカーが揺れる路面、横断歩道のエスコートゾーン、手押し車が引っかかる歩道|地方議員の現場レポート 第13回(その1)
杖や車椅子、手押し車、ベビーカーを使う人、目に障害のある人、体の不自由な人。歩くのに配慮のいる人の困りごとは、人によって違う形で現れることがあります。バリアフリー法は、高齢者や障害者など、日常生活や社会生活で身体の機能上
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境目の相談は誰がつなぐのか――横断歩道の白線、府道の縁石、国道の歩道の段差、県道の凸凹、通学路の制限速度、都道の植え込み、道営住宅の階段|地方議員の現場レポート 第12回(その1)
市や区の議員が受ける相談のなかには、市や区の受け持ちではないものがあります。地方自治法は都道府県と市町村の事務を分けて「相互に競合しないように」と定め、道や公営住宅、交通の規制については、どこが受け持つかを個別の法律が決
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道ばたの柵は誰を守るのか――川へ落ちるおそれのある所の転落防止柵、反射板の付いたポール、ポールとガードレール、壊れたガードポール、倒されたゴム製ポール、交差点のラバーポール|地方議員の現場レポート 第11回
道の柵やポールは、誰を守るために立っているのか。国土交通省の「防護柵の設置基準」(2004年改定)は、防護柵を、車を対象とする「車両用防護柵」と、歩く人や自転車を対象とする「歩行者自転車用柵」に分け、置く場所や高さ、強さ
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まちのごみは誰が片づけるのか――都営住宅の一角、廃業中のホテルの前、カラスの相談、市営住宅の前のカラス、駅の東側のポイ捨て|地方議員の現場レポート 第10回
捨てられたごみは、誰が片づけるのか。廃棄物処理法は、みだりに廃棄物を捨てることを禁じ、土地や建物を占有・管理する人に清潔を保つ努めを置いています。一般廃棄物が決まりに合わないやり方で処分され、生活環境に支障が出たり出るお
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足もとの段差は誰がならすのか――国道の歩道、注意の色、沈んだ路面、縁石、点字ブロック、県道の工事跡、マンホール|地方議員の現場レポート 第9回
道の段差を直す役は、道路法で道の種類ごとに決まっていて、原則として市町村道は市町村、都道府県道は都道府県が受け持ちます(政令指定都市などには特例があります)。そのうえでバリアフリー法にもとづく国の基準(省令)は、段差をど
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通学路の危ない所は誰が見つけるのか――路面の穴、溝の柵、消えた緑の帯、角の見通し、校門の近く|地方議員の現場レポート 第8回
「通学路」には法律の一般的な定義がなく、危ない所を直す受け持ちも、学校・教育委員会、道路管理者、警察に分かれます。国は2012年の事故のあと、これらが一緒に通学路を点検する仕組みをつくり、2021年の事故のあとには、保護
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その公園は誰が使うのか――手すり、段差、遊具、健康遊具|地方議員の現場レポート 第7回
主に同じ街区の中に住む人が使う都市公園は、平成5年(1993年)まで「児童公園」として設けられ、利用者を限る規定がありました。この年、国はその規定と名称を廃止し、通知でこれを「街区公園」と呼んで、児童の利用に限らず広い年
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曲がり角の鏡は誰が整えるのか――カーブミラーの新設、増設、交換|地方議員の現場レポート 第6回
見通しの悪い曲がり角や交差点に立つ鏡(カーブミラー)について、道路法施行令は、他の車両や歩行者を確認するための鏡を「道路の附属物」に数えています。国土交通省は、カーブミラーは各道路の道路管理者が設置している、と説明してい
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夜道の明かりは誰がともすのか――防犯灯、街路灯、公園の灯り|地方議員の現場レポート 第5回
夜道が暗いという声は一つでも、その道を照らす明かりの持ち主は一つではありません。道路上に道路管理者が設ける街灯は、道路法で「道路の附属物」とされています。公園の照明施設は、都市公園の施設です。これに対し、防犯灯は、自治会
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伸びた木と草は誰が切るのか――空き家の木から、老いる街路樹まで|地方議員の現場レポート 第4回
伸びた木や草の手入れを、誰が受け持つのか。今回の投稿では、相談の届いた先や対応した先が、市を通じた空き家の所有者、県、府、区役所、都の建設事務所の河川担当、国の財務局と分かれていました。道路、川、国の財産には、それぞれ法
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道にたまる雨は誰が流すのか――側溝の詰まりから流域の治水まで|地方議員の現場レポート 第3回
道路に降った雨は、側溝や雨水ますなどを通って流されます。道路と下水道は、それぞれ別の法律に管理の仕組みが書かれていて、その先の川も含め、管理する役所が分かれることがあります。今回読んだ投稿には、雨で水がたまる場所の相談を
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横断歩道と信号は誰が決めるのか――「ここに欲しい」が警察の物差しにかけられるまで|地方議員の現場レポート 第2回
横断歩道も信号機も、設置を決めるのは区や市ではなく、都道府県の公安委員会です。調べて検討するのは警察です。住民の「ここに欲しい」という声は、警察が定めた基準に照らして判断されます。今回読んだ投稿には、その判断に届くように
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その道は誰のものか――住民相談は「管理者さがし」から始まる|地方議員の現場レポート 第1回
道の穴も、通学路にはみ出した草木も、手を入れる前に確かめることがあります。その場所は誰が管理し、誰が直せるのか。今回読んだ投稿には、議員が住民に代わってこの確認を進め、担当の窓口や制度につないだ例がいくつもありました。